私の人生、自分の力ではどうにもならないことが多かったので、

不安になったら神様仏様にお任せするの精神で、

10年くらい前から神社仏閣に参拝するようになりました。

なのですが、祖母が亡くなってから四十九日は済んだものの、
神社への参拝へ行ってもいいものか迷っていて。

数年前、祖父が亡くなった時は、
確か「四十九日を過ぎればOK」とネットで見て、
それを信じて参拝に行った記憶があります。

でも、神社によっては忌中だけでなく、
「喪中も参拝はご遠慮願います」というところもあるそうで。

心配になったので、いつも参拝している神社に電話してみました。
すると、
「神道では、基本的に亡くなってから五十日過ぎれば参拝しても構いません」
とのこと。
一安心です。

ただ、二つの神社に電話したのですが、
最初の神社では
「家にお骨がある場合、鳥居の前で塩を振って清めてから入ってください」
と言われました。

二つ目の神社では、「自宅にお骨がある」と自己申告しても、

そういったことは特に言われなかったのですが……。

家にはまだ祖母のお骨があるので、一応お塩を持っての参拝です。

後日、家族にその話をしてみると、
「うちは浄土真宗だから、そんなことしたら怒られるぞ」
と言われてしまいました。
浄土真宗は即成仏、仏さんは穢れでもなんでもない、という思想です。
うん、それも分かる……でも一応、神社では神社の作法がいいのではなかろうかと……。

山の神社で吉のおみくじをいただきました

というわけで、まずは家の近くのお寺に参拝して、
そこから山の神社へGOです。

こちらの神社は現実的というか、おみくじを引いても、
あまり耳に触りの良いことは言われません。
「ああ、その通りだよね、なるほど」という感じの、
とても実務的？　な内容が書かれたおみくじをいただくことが多いのです。

そこで引いたおみくじがこちら。

吉なんて！　超嬉しいです！！
こちらの神社では末吉とか小吉とかが多いので、

吉はすごく優しい（と思う）。

内容に関しては、ちょっと厳しめだけど悪くないですよね。
今からリカバリできる感じがあります。
がんばろうと思えました。

お不動さんに参拝したら護摩が始まりました

その後、もうひとつの山の神社にお参りしたあと
（葉っぱがぐるぐるしていた神社です）、
町中に降りて、

中心市街地近くにあるお不動さんにも参拝に行きました。

お寺の敷地内に車を止めてお堂に向かうと、
受け付けにいつもの女性が座っています。

女性は私を見るとにっこり笑顔になって、

優しい声で「中へどうぞ」と促してくれました。

私としては、

お不動さんに参拝したらすぐに退去する予定だったのですが、

お堂の中を見ると、すでに数人の人が座って待っている姿が見えます。

そう、その日はちょうど護摩法要の日だったのです。
すっかり意識から抜けていたというか、

まったく覚えていませんでしたが、
そういえば、毎月その日付けあたりに護摩法要があったのでした。

受け付けの女性のあの笑顔を無下には出来ないと思って、
予定を急遽変更し、法要に参加することに。

折角なので護摩木を購入し、祈願してもらうことにもしたのです。

大太鼓がドォーーーーーン！　バァーーーーーン！！

と叩かれる力強い護摩法要を終えると、

私よりちょっと年上の女性に話し掛けられたので、

そのまま楽しくおしゃべりをしたり。

家庭菜園をやっている人から

「貰ってって！」と大きなキュウリをいただいたりと、

その日はなんだかいつもとちょっと違う感じで……

予定変更して良かった、と思えた護摩法要でした。

この時点でもう２時半を過ぎていたので、

他の神社への参拝はまた別の日に行くことにしたのです。

天神様で大吉のおみくじをいただく

いつもの天神様に改めて参拝したのは、その４日後。
なのですが、参拝のあと、おみくじを引こうとしたら小銭が１枚もなくて。

自分の間抜けさにがっかりしつつ、

残念だけど今回は縁がなかったな、と思いそのまま別の神社にお参りに。

その日は所用があったのでショッピングモールにも立ち寄りました。
するとその時、突如胸の内に強い不安が湧き上がってきて、

やっぱりどうしても天神様でおみくじが引きたい！　と痛烈に思ったのです。

カードや電子決済が使えない100円ショップでたまたま買い物をしたので、
手元には小銭も十分にあります。

時刻もまだ２時ちょっと過ぎくらいだったので、

急いで天神様まで戻り、

改めて参拝しておみくじを引かせていただきました。
不安で不安でしょうがなかったのですが、いただいたおみくじはこちら。

大吉です！

こちらの天神様はよく大吉をくださるのですが、
ここしばらくはなくて、久々の大吉だった気がします。

おみくじなんて単なる偶然じゃないかと、

頭の片隅でチラッと思うことももちろんあるものの、
なんだかすごくホッとしてしまいました。

内容も、お山の神社でいただいたおみくじと少しリンクしていて、
安心すると同時に油断は禁物なのだな、
と気持ちを引き締めることもできたのです。

というわけで

その後も色々あり、今は不安感も大分軽減してきています。

きっと何とかなるんじゃないかな、と思えるようになってきました。

確定ではないので「たぶん」な感じではあるのですが。

おみくじにあった通り、人（専門家？）の力を借りつつ、

油断しないで今から引き締めていこうと思います。

がんばろう。