そんなに長生きしたくない人の生活

地方住み実家暮らしの独身アラフィフ。重症アトピーと介護生活の結果、現在微収入フリーター。映画・アニメ・マンガ・小説が趣味で占い・スピ好き。節約したいけどアプリゲームに課金中。推し活&遠征も始めました。

元・重症アトピー患者のメイク事情① まずは食事療法

重症アトピー性皮膚炎は寛解状態、でも肌は不安定

『アトピーなんか飛んで行け!』『飛んで行け!食』(脂質・炭水化物・タンパク質の摂取を抑える食事)で、目に合併症(アトピー性網膜剥離・アトピー性白内障)が出て何度も手術したほどだった20年来の重症アトピーは大きく改善。


改善してはいるのですが、とにかく「甘いもの大好き」なためつい食べすぎてしまい、肌状態が不安定になりがちです。


ケーキなんかは1つで脂質30gを超えるのも珍しくなく、一度食べると、ほぼ確実にアトピー性皮膚炎となって5~6日後に肌に出てきます。

アトピーの出方は、年齢や運動強度、食べたものにより違うよう。


動物性脂肪・植物油・炭水化物・タンパク質
それぞれ取りすぎた場合のアトピーの出方

◯動物性脂肪を取りすぎた場合

私の場合は、生クリームや牛肉・豚肉などの動物性脂肪を多く取りすぎると、主に口元のほうれい線からマリオネットライン周辺にかけてまだら状に赤くなり、火傷をしたようにヒリヒリと痛んで皮膚がボロボロになります。


さらにひどくなると、ジクジクとした痛みを厚みを伴う小さな傷が複数でき、血と黄汁とをぎゅうぎゅうと絞り出さないと治らず。
放置しておくと、強い痒みと何とも言えない痛みが延々と続いてしまいます。


また、動物性脂肪の取りすぎにより、首や腕の皮膚に血や膿や黄汁の出る分厚い塊(湿疹?)ができることもしょっちゅう……これが治りづらくて非常に厄介。
治っても皮膚の色素が白く抜けたりして、見た目が非常に悪くなったりします。


皮膚が固くガサガサになり、黒ずむのも動物性脂肪を取りすぎた時の症状っぽい。


◯植物油を取りすぎた場合

揚げ物など植物油を多く取りすぎると、主に目の周りや耳周辺、鼻の下から徐々に顔全体が赤くなり痒みが出て、目がドライアイになったかのように乾く感覚があってシクシクと痛みます。
また、顔や頭皮の赤くなった部分の皮膚が白くなって剥がれ落ち、粉を吹いたような感じに。


全体的に「乾燥感(本当に乾燥しているわけではない)」を伴う症状が出るようです。


『飛んで行け!食』では動物性脂肪を体から出すために毎日新鮮な植物油(米油か太白胡麻油)を取ることが推奨されているのですが、大さじ2杯を3ヶ月間取り続けたら爆発してしまいました。
私の運動量(女性・アラフィフ・在宅ワークでほぼ家から出ない)だと、新鮮な植物油は大さじ半分~1杯くらいが適量のよう。


◯炭水化物を取りすぎた場合

炭水化物を食べすぎると、手指に非常に痒みの強い湿疹が大量にでき、それがひどいあかぎれのような症状に変化していって、黄汁が大量に漏出。
コロナ禍では外出時のアルコール消毒が地獄でした。


現在は炭水化物量を1日170g程度に抑えていて、手指の湿疹は出なくなっています。
また、炭水化物が体に蓄積されていくと、動物性脂肪を取りすぎた時と同じように分厚い湿疹が腕や首にでき、皮膚が固くガサガサになって黒ずみもでてきます。
こうなると、寛解させるまで非常に時間がかかることに。


◯タンパク質を取りすぎた場合

タンパク質の取りすぎは、全身に水を持ったブツブツが大量に出現する結果となりました。
骨粗しょう症の改善にコラーゲン(タンパク質)が必要と聞いて健康食品で摂り始めたのですが、毎日ティースプーン2杯を摂取していたら3ヶ月目に大悪化。


タンパク質は脂質や炭水化物と違い、体内に溜めておけないそうで、寛解は早いほうとのこと。
現在はコラーゲンをティースプーン1杯、1日のタンパク質量を40g以内に抑えることで安定しています。


◯すべてを取りすぎると……

これらすべてが複合して体内に溜まり続けていくと、顔は赤黒く腫れ上がり気が狂わんばかりの痒みに襲われ。
口周り目周りはひび割れ出血、目を開けることも口を開けることも困難に。
毎日のように皮膚が剥がれ落ち、ベッドの下に皮膚片で小山が作れるほど。
肘や膝の内側の皮膚がグジュグジュになって破れては貼り付いてを繰り返し、引き攣れと激痛から歩くことも難しくなり。
首の後ろにもたくさんのグジュグジュの傷ができて横や後ろを向くことができず。


……こんな状態で十年以上、認知症の祖父の見守り介護をよくやってきたな、と自分を褒めてあげたくなる……。


しかし、重症アトピーは食事で改善できるというのを身を持って体験し、現在は寛解状態を保てています。
失われた時間は戻っては来ませんが、でもこれって、まだ「良いほう」なんですよね。


魚鱗症や強皮症などの方の闘病記や論文などを読むと(あまりにもアトピー症状がひどかったため、自分は本当にアトピー性皮膚炎なのかと疑って色々と読み漁りました)、「自分がこの病気だったら……」と震えが止まらなくなりました。
1日でも早く、有効な治療法が見つかることを祈るばかりです。


8年ぶりにクリーム系のアイスを食べたら止まらなくなりました

というわけで(?)
今年の7月はライティング仕事のストレスから思いっきりタガが外れてしまい。

1週間の内に、

  • シャトレーゼのシュークリーム3つ
  • ラムレーズンアイス3本(8年ぶり)
  • シュガーコーンアイス3つ(こちらも8年ぶり)
  • モスのパンケーキ1つ

を食べてしまったところ、マリオネットラインの赤み&傷&皮膚ボロボロはもちろん、たっぷり水を持った痒みを伴うブツブツが両腕・両足・胸・脇腹に100個以上(途中で数えるのをやめた)と、同じく強い痒みを伴う濃い紅斑と蕁麻疹状の腫れが数カ所にでき。


ちょっと大変なことになってしまいました。


食事療法を始めてから8年。
クリーム系のアイスはほぼ口にせず、脂質がほとんどないアイスキャンディーやかき氷などを食べていたのですが、もともとこっくりした甘味が好きなので、止まらなくなっちゃったんですよね……。


アトピー性皮膚炎が悪化しても食事療法で改善できるのでまぁ大丈夫

8年に渡る食事コントロールのお陰で、脂質・タンパク質・炭水化物を体にあまり溜め込んでいないため、アトピーが一旦悪化しても

  • 白米(1日の炭水化物摂取量は170g程度)
  • 蒸し野菜(野菜たっぷりスープでも可)
  • 新鮮な魚(1日のタンパク質摂取量は35~40g。青魚は脂が酸化しやすいので避ける
  • 新鮮な米油(アラフィフ・運動低ほぼしない・在宅ワーカーの私の場合、1日の摂取量は大さじ半分(運動量低)~1程度(運動量高)

と言った感じの食事を続けていれば1週間くらいで寛解状態になるのですが(今のところは)、在宅ワーカーで通勤もなく、運動習慣もないアラフィフな私のケースだと「食べ過ぎ」のラインがかなり厳しめ。


シュークリーム1つ食べただけでも、マリオネットライン周辺が赤くなり皮膚がガサガサボロボロになってしまいます。


がっつり運動すれば過剰な栄養素を消費できるとは分かっているのですが(1万歩くらい速歩きすると良いのだけど大変疲れる。過剰な運動の際に新鮮な植物油を取り損ねると逆にアトピーが悪化する)、それも難しく。


でも、甘いものはやっぱり食べたくて(ラーメンとかハンバーガーとかのジャンクフードも)、時々リミッターを解除しないとストレスでやってられなくなってしまうのです。


アトピー性皮膚炎でもある程度はメイクらしいことをしたい

アトピーが顔に出やすい私ですが、寛解させられるようになってからは外出機会も増え、多少はメイクっぽいことをしたいと思うようになりました。


もちろん、しっかりとファンデーションを塗り、ばっちりアイメイクをし、クレンジング剤で落とす……というのは絶対無理なのですが。
寛解状態でもバリア機能はあまり高くないので、そんなことをしたら激しい肌荒れ確定です。


基礎化粧品はとにかく敏感肌用。
メイク用品(とも言えないようなあれこれですが)は小学生や中学生向けに作られたような、お湯や石鹸でオフできるものを使っています。


というわけで、前置きはやっと終わり。
長かった……続きます。


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